子育ての合間にもやすらぎを。高田久美子が大切にする、自分を愛でること
1日のなかの、やすらぎ時間
vol.1
MEGLY編集部
みなさんは1日のなかで、どんなひとときにやすらぎを感じますか? 仕事や家庭の「やらなければいけないこと」に追われながら日々を過ごしていると、時折息苦しさを感じたり、自分自身の輪郭を見失うような感覚になったりするかもしれません。連載「1日のなかの、やすらぎ時間」では、そんなときに気持ちを切り替え、心や身体をめぐらせるセルフラブ・セルフケアの方法を、さまざまな人にお伺いしていきます。
今回お話を伺ったのは、夫・俊輔さんとふたりのお子さんとともに群馬県で暮らす高田久美子さん。穏やかな生活の様子をInstagramなどのSNSで発信するほか、ブログやコラムの執筆なども行なっています。いつも弾けるような笑顔の彼女の元気の源でもある「やすらぎ時間」の過ごし方とは?
1. 育児と仕事に追われて余裕がなくなるときは、一息ついてコーヒーを飲む
2. 翌日も元気で過ごすために、夜の時間を大切に。香りが気持ちをめぐらせてくれる
3. 煮詰まったときはドライブへ。見えないわだかまりを解いていく
4. 自分自身を愛でること、やさしくすること。それがリフレッシュの秘訣
育児と仕事に追われて余裕がなくなるときは、一息ついてコーヒーを飲む
「子どもがとてもパワフルなので、1日が終わる頃にはぐったりしちゃう」と話す高田さん。夜中は3、4時間のスパンで息子さんの授乳とおむつ替えをし、朝は娘さんの身支度やごはんの準備。日中は、息子さんの生活リズムの隙間に差し込むように、自分の食事や仕事の時間をとっています。
「仕事が溜まっているけど子どもの相手をしなきゃいけないときは、やっぱり余裕がなくなってしまいます。頭の中で『あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ』と考えているけれど行動できない。そんなときに、ちょっと一息つきたいなと思います」
動きたいけど、動けない。心と身体がちぐはぐに感じてしまうときは、余裕のない自分を落ち着かせるためにコーヒーや紅茶を淹れて飲むことが、高田さんのやすらぎのひとつです。
「仕事や育児に集中していると、無意識に呼吸が浅くなる感じがするのですが、コーヒーや紅茶を淹れて飲むことで、ゆっくり呼吸をすることができます。ゆらゆら上がる湯気を見たり、コーヒーや紅茶のいい香りをかいだりするだけで癒されるんですよね」
翌日も元気で過ごすために、夜の時間を大切に。香りが気持ちをめぐらせてくれる
高田さんのやすらぎ時間にかかせないのが「香り」。化粧品など肌につけるものも、香りにこだわって選んでいます。MEGLYについても「いい香りがして気持ちがめぐる感じがします」と感想を聞かせてくれました。
「MEGLYは時短でさっと使えるのに香りもいいし、ボタンを押したら炭酸がしゅっと出てくるのも、なんだか特別感があって気分が上がるんですよね。すっきりするから人と会う前やインスタライブをする前にぴったり。オンラインミーティングの前にもすごく使えると思います。私はデスクワークが多いので、首や肩にも試してリフレッシュしていきたいです」
とくに夜にMEGLYを使いたいという高田さん。子どもたちを寝かしつけたあとのゆったりした時間が、高田さんにとっての特別なやすらぎ時間になっています。
「1日の最後ってむくみもすごいですし、じっくり美容に向き合いたいですよね。疲れは次の日に持ち越さないのが私のモットー。MEGLYを使うことで、次の日を元気に過ごすために調整する夜の時間を、よりよいものにできるんじゃないかなと思います」
ひとりで過ごせる夜の時間には、お香やアロマを楽しむことも。「FLŌRAOUS」のアロマオイルと松榮堂の「堀川」シリーズ、そして伊香保温泉旅館協同組合婦人部「お香女会」オリジナルのお香「いかほ香」の香りが、とくに高田さんのお気に入りなのだそう。
「少しスパイシーな『FLŌRAOUS』と、お寺のような『堀川』や『いかほ香』がまざった香りが好きなんです。夫婦で分担して、曜日ごとにそれぞれ自由に過ごせる夜の時間をつくるようにしているので、ひとりの時間を堪能するために香りを楽しんでいます」
煮詰まったときはドライブへ。見えないわだかまりを解いていく
夜の自由時間をつくるだけでなく、火曜日は高田さん、土曜日は俊輔さんが、丸1日おひとり様デーを楽しめる日。日曜日は家族全員で過ごすと決めています。仕事も子育てもしながら、意識的に時間を持ち、ひとりの時間を過ごすこと自体、高田さんのやすらぎになっています。
「妊娠出産を経て子育てを始めてみたら、自由があまりになさすぎて、ちゃんと自分の時間をとらないと、と思ったんです。子育てに縛られて全然楽しめず、つらくなってしまった時期も実はありました。それをSNSで発信することはなかなかできないし、常に明るく元気な自分でいなきゃと思うこともつらかった。でも、自由な1日があることで、より自分らしくいることができています」
「家にとどまっているだけでは何もできないタイプ」という高田さんは、家のなかの時間を充実させるだけでなく、ドライブにでかけることもしばしば。「おすすめのやすらぎ時間です」とドライブの魅力を教えてくれました。
「外に出て景色が変わったり、好きな音楽を聴いたりしながら移動すると、見えないわだかまりが解ける気がするんです。群馬は山に囲まれているのですが、山を見ていると落ち着くんですよね。人がつくりあげたものにはない自然の色や造形を見ると、いろんなアイデアや刺激、パワーをもらえます。スタバのドライブスルーを利用するのもお気に入り。人に淹れてもらったコーヒーは格別ですし、子どもを車に座らせたままおいしいコーヒーが飲めるので本当にありがたい! と思っています」
自分自身を愛でること、やさしくすること。それがリフレッシュの秘訣
コーヒーやお茶、香りやドライブなど、さまざまなかたちでやすらぎを得ながら、全身で世界を楽しむ高田さんにとって、意識してやすらぎ時間を取ることにはこんな意味があるといいます。
「私は自分に厳しくしがちで、人に褒めてもらっても素直に受け入れられず、『いや、まだ全然ダメだ』と思うクセがあるんです。なので、コーヒーを飲んだり、ドライブしたり、自分の好きなことを自由に行うことで、意識して自分を愛でてあげる。それが私にとってのやすらぎ時間なんです。スキンケアもいつもよりゆっくり丁寧にすることで、『肌が疲れているけど、私、頑張ってるんだな』と自分を肯定してあげられる気づきになります。自分に厳しくすることが原動力ではあるのですが、自分にやさしくすることでリフレッシュできると思います」
みなさんは1日の中に自分にやさしくできていますか? 生活に香りを取り入れたり、外に出ていつもと違う景色を見たりするだけで、心や身体の滞りが、するっとめぐっていくかもしれません。高田さんのように1日の中に少しだけ、自分を愛でるやすらぎ時間をつくってみてはいかがでしょう。
インタビュー・テキスト:飯嶋藍子(sou)
撮影:寺内暁
編集:石澤萌(sou)