洗顔に炭酸水をプラス。スッキリ気持ちいい炭酸すすぎ&手作り炭酸パック
身近なものだけど、実はあまりよく分からない、「炭酸」を知って活用していくための場所。
炭酸のちから
いつもの洗顔にワンアイテム「炭酸水」を加えると、すっきり気持ちのよい素肌に
皮脂のべたつきやメイク落としのぬるつきが気になるからと、洗顔の際にゴシゴシと力任せに肌をこすっていませんか? じつは「炭酸水」ですすぎやパックを行うと、肌の角質汚れ、皮脂などをやさしく取り去ることができるんです。肌をいたわりながら汚れを落とす「炭酸水すすぎ」「炭酸パック」のやり方や、実際に1週間試した感想をお伝えします。
肌にやさしく汚れが落ちる「炭酸水すすぎ」
炭酸水に含まれている炭酸ガスは、気泡化するときに、垢やゴミなどの汚れを包んで取り除いてくれる性質があります。
これを利用して洗顔(すすぎ)を行うと、毛穴の汚れ・古くなった角質・余分な皮脂などをきれいに落としやすくしてくれます。
また炭酸水は、人の髪や肌と同じ「弱酸性」なので負担がかかりにくいとされています。普段何気なく選んだ洗顔料で洗顔するとアルカリ性に傾いてしまうことがあるのですが、そうすると肌のphのバランスが崩れてしまい、バリア機能が低下してしまいます。
炭酸水で洗顔やすすぎを行えば、肌の㏗のバランスを弱酸性に近い状態に戻せます。肌が弱酸性の状態だと「バリア機能」が正しく働き、外部の刺激から肌が守られるのでうるおいをキープしやすくなるのです。
■「炭酸水すすぎ」の方法
①いつも通りにクレンジングや洗顔をしたあと、洗面器などにハンドタオルを入れ、常温の炭酸水をやさしく注いでタオル全体に炭酸水をしみこませます。
②タオルを軽くしぼり、洗顔後の顔にあてて30秒ほど待ちます。
■ポイント
・炭酸水すすぎは、炭酸水と肌が触れている時間が長い方がいいので、タオルなどを利用してじっくり炭酸水を行きわたらせるのが効果的です。
・炭酸水が冷たすぎると刺激になることもあるので、常温で使うのがベスト。
・タオルに直接炭酸水をかけ、しみこませてもOKですが、洗面器を使う方法・直接かける方法どちらも試してみたところ、洗面器を使ったほうが炭酸水をむだなく利用できました(1回の炭酸水すすぎで、500mlペットボトル3分の1程度の量を使用)。
■1週間試した感想
炭酸水すすぎを行うと、すっきり感や爽快感を得られるので、シャキッとしたいときやリフレッシュしたいときに取り入れるとよさそうだなと思いました。
朝、鏡を見てなんとなく気分がさえないな……というときに炭酸水すすぎを行うと、スッキリして明るい表情に導けそうです。
汚れ落としと引きしめ効果もある手作り「炭酸パック」
炭酸水の汚れを取る効果を利用したのが「炭酸パック」。
炭酸水すすぎと同様、毛穴の汚れ・古くなった角質・余分な皮脂などを取りのぞけるのはもちろん、肌の引きしめ効果もあるため、脂性肌の人にもおすすめです。
■手作り「炭酸パック」をする方法
①洗顔後、常温の炭酸水をコットンに浸し、油分が気になるTゾーンなどに貼り、5分ほど置きます。
②炭酸パックに保湿効果はないので、パック後に保湿ケアをしましょう。
■ポイント
・炭酸パックの場合は、コットンに直接炭酸水をかけるほうが、手間なくスムーズ。
・顔全体の油分が気になる場合は、Tゾーンにくわえて頬や顎などもパックするとよさそうです。
■1週間試した感想
肌への刺激を感じず毛穴の汚れや古い角質を取り去れる点が魅力でした。また、炭酸水すすぎよりも手軽に行える(使う炭酸水も少量です)ので、より生活に取り入れやすいと感じました。
肌の汚れをやさしく取りのぞき、引きしめることもできる炭酸水すすぎや炭酸パック。皮脂分泌が気になる梅雨~夏場にはとくにおすすめです。いつもの洗顔にプラスして、すっきり快適な素肌を手に入れてください。
文/編集:MEGLY編集部
イラスト:小林マキ
監修:前田眞治
参考書籍/「この一冊で炭酸パワーを使いきる!」 前田眞治